小学生の間を通じて子供の歯が抜け、大人の歯に生え変わります。歯の生え代わりは子供の成長の目印です。乳歯の生える時期は個人差、性差はわずかですが永久歯(大人の歯)に生え変わる時期は大きな個人差があります。また性差も大きく、すべての永久歯で女の子の方が男の子よりも早く生え変わります。
女の子は大人の前歯が生え揃う頃、男の子は小臼歯が生え揃う頃には、一旦体の成長が落ち着きます。子供の成長の伸びは徐々に小さくなり、二次性徴(男女の性差の表れ)開始前の時期に身長の伸びは最も小さくなります(男子平均5年生、女子平均3年生ごろ)。そしてこの後からほとんど爆発的と言って良い成長が始まります。最も乳歯期の体の成長と違って小学生以降の成長のスパートの時期には大きな個人差がありますからこれは1つの目安に過ぎません。

男の子の身長が伸びる時期は、第二小臼歯から第二大臼歯が生え終わる頃、多くの男の子では11歳から始まって13歳でピークを迎えます。遅い子では17歳近くになってスパートを経験することもあります。女の子の身長が伸びる時期は、上下の小臼歯と犬歯が生える頃、すなわち9歳から始まり11歳のはじめにピークを迎えます。そして15歳ごろまで身長は伸びます。この時期が思春期です。
男の子では上の第二小臼歯が生える直前、女の子では上の犬歯が生えた直後にぐんと背が伸びることが多いようです。子供によってこの時期が小学校の高学年で訪れる子もいれば、中学校の終わりごろになる子もいます。
身長の伸びがピークを過ぎる頃、二次性徴が始まります。男子の二次性徴の始まりは第二大臼歯が生えた後、平均12歳6ヶ月で、数年かかって大人の体になります。女の子の場合は、二次性徴の始まりは平均10歳で男の子よりも1~2年早く大人の体になります。
思春期の男の子の身長伸びは多い年で一年に10センチ、思春期の終わりまでに平均25センチ、女の子で平均20センチに達します。女の子は身長の伸びる時期に、乳房が発達発育しますが、身長の伸びがピークを過ぎた頃、平均12歳3ヶ月で初潮を経験します。この時期に大人の歯が生え揃っていくのです。
思春期には、子供は身体の急激な変化に戸惑い、自分自身で気持ちがコントロールできないように感じます。それまで何の違和感もなかった自分自身の事、親の事、友達の事がことさら気になります。大人には絶対に知られたくないことができます。無性に苛立ち、身近な大人に反抗します。子供の犯行に親が戸惑いますが、思春期は子供が親から自立し、自分を確立する時期です。誰にでも思春期の覚えがあるはずです。親は一歩ひいて見守るしかありません。