10歳から14歳
年齢別 受診ポイント 〜10歳から14歳〜
この時期に残りの乳歯が生え変わってきます。また永久歯として最初の段階で生えてきた6歳臼歯の後ろに最後の大人の歯が生えてきます。この時期まで普通に歯が並んでいると思っていても最後に生えてくる犬歯が歯の列の外側から、小臼歯が歯の列の内側から生えてきてガタガタになることもあります。
通常1本の乳歯が抜けて、永久歯が1本生えてくる生えかわりが起こります。あごの成長が十分ではなくあごが小さめの顔立ちであるもしくは、通常より永久歯のサイズが大きい場合に1本の永久歯が生えるのに2本乳歯が抜けたスペースに生えてくるため、最後の永久歯が歯の列より外れて生えてきてしまうためです。
歯の抜けかわりがスムーズに進んでいるのか、永久歯の生え変わりに乳歯が邪魔になっていないのかを点検し、処置していくことも小児歯科の大きなポイントになります。
女の子であれば第二次成長期も終盤に差し掛かり、下あごの成長も終わりを迎えます。顔立ちで気になることがある場合は一度ご相談ください。
また2017年度時点で大阪市では、中学卒業後の医療費補助がなくなりますので、虫歯治療がたくさんある場合には窓口負担金が多くなることがあります。中学生の間も検診を行い、大人になって虫歯で困らないように検診を習慣付けましょう。